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ものを大切に・・・

活動先の子ども達。

決して裕福ではなく、ノートやクレヨン(各自用意)もある子とない子がいる。

それなのに、「ものを大切にしよう」という意識はあまりない。

クレヨンもボキボキ折るし、テキストだってみんなビリビリになってる。

もちろん、まだ小さすぎて、壊すのが好きな時期だったり、物の大切さを理解できない子どももいる。

けど、周りの大人も何も言わない。

言うとしても、

「子どもは壊すから与えないで!」

確かに大人側の気持ちも分かるんだけどね。

ますますの子ども達の選択肢は限られてくる。


だから、こんなものを作ってみた。

紙芝居「ものを大切に」
※絵の下手さには触れないでね(笑)

①あるところに、いたずらのとっても好きな男の子アイマン君がいました。毎日毎日いたずらばかり。
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②ノートだってこんな風にビリッ!
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③クレヨンだってボキッ!
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④ある夜、アイマン君が寝ていると、どこからか誰かの泣く声が・・・
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⑤目を覚ましてみると、破ったノートやクレヨンたちが泣いています。
「いたいよーいたいよー。こんなことをするアイマン君のところなんて嫌だ!!」
「もう、他の子どものとこをに行こう!!」
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⑥それを聞いたアイマン君は慌て言いました。
「待ってよ!待ってよ!ひどいことしてごめんね。これからは大切に使うから」
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⑦次の日、アイマン君は破れたノートと折れたクレヨンをきれいに直しました。
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⑧すると、ノートもクレヨンもにっこり。もちろん、アイマン君もにっこり。
これからは大事に使おうね。
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という感じです。

とってもシンプルだけど、小さい子にも分かりやすいかなってことで。
本当は、語学力がなくて、訳せないからなんだけどね・・・(^^;)

これを、フランス語にして(私なりに・・・笑)、いつも協力的な先生にお願いし、アラビア語にしてもらった。

主人公の男の子の名前も、一緒に考えた。

先生から「クラスにいない子の名前がいいね」という提案。

おうちで子どもが「○○君いたずらばっかりするんだよ」といっても誤解が生じないように。
絵本や紙芝居に触れる機会も少ないから、こういう誤解もあるよな・・・
と一人で作っていては気づかないことにも気づかされる。
そして先生の、子どもへの温かい配慮が嬉しかった。
先生、本当にありがとう。


「私も作りたい!」という先生の要望に答えて、お礼もこめて、もう一セット製作をお手伝い(下書きのみですが・・・)

絵本も紙芝居もない保育園だから、子ども達がどんな反応をするのか今から楽しみ♪

by sachiko0220 | 2011-01-28 21:03 | 活動